
こんんちは!ぽきです。
今回は、東北の、いや日本競馬界の宝といっても過言ではないであろう(※個人の感想です)盛岡競馬場の魅力について語っていきたいと思います。
目次
地方随一の設備をそなえる競馬場
盛岡競馬場の歴史
現在使用されている盛岡競馬場は、実は3代目にあたる競馬場で、初代、2代目も盛岡市内に設けられていました。
盛岡競馬場の愛称「OROパーク」の『ORO』とは、スぺイン語で「黄金」を意味する言葉なんですが、これは初代盛岡競馬場(盛岡市・上田)のそばに湧いていた『黄金清水』にちなんで黄金競馬場と呼ばれたことに由来するそうです。
2代目盛岡競馬場は盛岡市・高松(現在は公園として整備されている)に設けられており、かつては日本最大の最大高低差8.8メートルの坂が設置される特異なコースであり、軍馬養成用につくられたコースの名残なのだそう。
現在の盛岡競馬場は1996年に移転し、現在に至っています。
もともと岩手県は馬の飼育が盛んだったこともあり、そうした歴史背景が現代にいたるまで脈々と続いているのでしょう。
ちなみに岩手県~青森県にかけて「戸」のつく地名が9つあります
例)一戸(いちのへ)、二戸(にのへ)など
これは軍馬養成に適した土地を生かし、牧場の行政区分として「戸」を用いたという説に基づいているといわれています。(諸説あり)
盛岡競馬場外観

こちらが盛岡競馬場OROパークの正門ゲートです。
アーチ状のゲートをくぐると、開放的でダイナミックな建物が目に入ります。

見事なシンメトリー建築。生で見ると結構圧巻です。
ちなみに正面ゲートから反対側の真正面には、岩手が誇る名峰岩手山を望むことが出来ます。

地方競馬唯一の“芝コース”

なんといっても特筆すべきは、芝(ターフ)コースを所有する唯一の地方競馬場という点。
地方競馬のみを開催する競馬場においては唯一無二の存在です。
通常地方競馬といえばダートコースのみが一般的ですよね。
芝の養生には多額の費用がかかることから、中央ほどの財政力の無い地方では管理維持が難しいという問題点があります。
一般的に日本の競馬場においてダートコースは内側、芝コースは外側に位置していることが多いと思われますが、盛岡競馬場はその逆で、芝コースが内側、ダートコースが外側というアメリカンスタイルとも言える配置になっています。
また2018年9月から薄暮(はくぼう)開催に対応するナイター設備も設置されました。
スタンド一般席・指定席からの眺め
こちらは一般席から。
こちらは指定席からの眺めです。
盛岡競馬場パドック

広々として開放的なパドックです。
子連れでも楽しめる施設もいっぱい!

メインスタンド前の石畳奥には、広い芝ゾーンが広がっています。
小さな子どものいる家族連れなどがシートを広げてくつろぐのにも十分なスペースがあります。
小高い丘のようになっていて、ここから眺めるレースもなかなか見ものです。
丘の上からコースを見下ろすと、下の写真のような眺めになります。

また、小さな子どもとも楽しく遊べる施設も別にあります。
ファン優待無料バスについて

盛岡競馬場へはファン優待の無料バスが運行されています。
岩手県交通のバスが運行を担当しています。
時刻表はウェブサイトで確認することが出来ますが、記事の最後でも再度ご紹介します。
優待バス時刻表はこちらから(岩手競馬公式ページへ)
岩手競馬が誇る伝説の名馬「メイセイオペラ」

岩手の雄、といえば言わずと知れた名馬である「メイセイオペラ」を挙げるファンは多いと思います。
メイセイオペラは地方競馬所属馬として史上唯一、中央GⅠレースを制した馬としていまだに語り継がれる競走馬です。
岩手競馬で対をなす「水沢競馬場」
岩手競馬は2つの競馬場を有しています。
それがこの盛岡競馬場と、岩手県奥州市にある水沢競馬場です。
これについてはまた別の記事として紹介したいと思いますが、岩手競馬はこの2拠点に分けて開催しています。
岩手競馬が抱える課題・問題
そんな岩手競馬も全て順調というわけではありません。
経営課題や、禁止薬物検出問題などの問題を抱えています。
経営問題
2003年末、累積赤字105億円の累積赤字を抱える転落。
主な理由は、現在の盛岡競馬場への莫大な移転費用、場外馬券場の不採算化などがあったようです。
そして2007年には岩手県議会で追加融資の議案が否決され、当時の増田寛也元岩手県知事(現:日本郵政社長、元総務相)により岩手競馬の廃止が表明される事態になります。
その後ギリギリのところで融資案が可決となり、今日まで存続しています。
その存続条件として、単年度で黒字を維持することが決められています。
ネット投票による売り上げの回復
なお、地方競馬のネット発売開始以降、順調に売り上げを回復させています。
楽天競馬やオッズパークで馬券のネット投票ができます。


1991年をピークに地方競馬の岩手競馬の売り上げは下がっていましたが、2011年の東日本大震災の年に売り上げ減少は底打ち、現在は300億円を上回る勢いのようです。
<岩手競馬>売り上げ好調、300億円台回復 ネット馬券拡大がけん引、薬物問題の影響見えず (河北新報)
禁止薬物検出問題
2018年7月以降、盛岡および水沢それぞれの厩舎所属馬から、禁止薬物である筋肉増強剤ボルデノンが相次いで検出される事態となっています。
これを受けて、岩手県競馬組合は競馬開催を中止するなど、対応に追われてきました。
赤字を出すと廃止が事実上決まる岩手競馬にとっては存続を揺るがす重大な事態となっています。
盛岡競馬場へのアクセス
自家用車の場合
JR盛岡駅から20分、
東北自動車道盛岡南インターチェンジから25分、
「いわて花巻空港」から約50分 です。
盛岡競馬場には約3000台の無料駐車場があります。
ファン優待無料バスの場合
乗り場は、JR盛岡駅前バスターミナル 8番乗り場 となります。
県庁・市役所前経由のルートで、いくつかのバス停を経由しながらとなり、直通便ではありません。
一日の運行本数はそこまで多くありません。夕方のメインレースのために午後から行こうとすると、バスが無くて愕然とすることもあるので、運行時間についてはあらかじめ調べたうえでお出かけされることをオススメします。
無料優待バス時刻表はこちらから(岩手競馬公式ページへ)
(所要時間は30分程度ですが、レース終了後は混雑するため1時間程度かかることもあります)
まとめ
地方競馬は楽天競馬やオッズパークなどのネット競馬導入により、売り上げが回復してきています。
なんだかんだ言っても競馬は単純に面白いし、ロマンがあると思います。
ぜひスポーツとして、娯楽としても盛岡競馬場に足を運んでいただけるきっかけになったらうれしいです。